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運は常に、備えを怠らなかった人に味方する
(2009-04-17)
オリジナルは2004年リリース。本書は、1942年生まれのジム・ロジャーズが、2003年5月30日に誕生した愛娘ルールーに捧げている。邦訳は2005年6月。邦訳スタッフが非常に優れていて実に読みやすい。
この本の中でジム・ロジャーズは株式や債券よりももっともっと基盤の動きになっている『商品(Commodities)』について熱く語る。論調は極めて論理的で出典も明確、世界の動きをモノという視点で需要と供給のバランスの歴史から説明してくれる。その上で多くの大胆な予想を発してくれる。今の結果と照らし合わせてしまうと完璧に読み切っているとは言い難いが、その思考ルーティンは極めて参考になる。
ここまで数字で固めた推理と論破を読むと、『運は常に、備えを怠らなかった人に味方する』彼の言葉も頷ける。投資をするというのはどういうことか、ということを理解できるすばらしい一冊だと思う。
商品と株の相関関係
(2009-01-12)
についての記述は非常に興味深かった。
自身でデータを集めてグラフを描いて分析して見たわけではないが、お互いの市場が中長期的なスパンでは負の相関関係を描くという事実、シンメトリックに動くという事実は非常に興味深い。
新しい歴史が作られて相関関係が崩れる可能性はある。
それにしても、ボラティリティが高い商品投資をファンダメンタルズに基づいてよく研究し、割安に放置されている商品に投資して利益を上げる視点は、ジムに先見の目があったと言えるだろう。
商品への投資は投資というよりも短期的なばくち要素、あるいはサヤ取りなどの投機的な要素が強いと感じるが、実際に投資という観点からも手がけることが可能であることが本書から分かる。
ただ、それは個人であっても豊富な資金を用意できる彼だからこそとも言えるのだと思う。
普通、商品への投資には証拠金に対してハイレバレッジがかかっているのが通常であり、それをヘッジするには予め十分な資金を用意するか何らかのヘッジをかけるしかないと思う。
また、商品投資の場合ポジションを限月間による商品の切り替わりが発生するため、乗り換えでもしない限り永遠にポジションを保持し続けることは出来ない。
そのあたりの具体的な手法が本書には述べられていない。
一般的に大衆が忌み嫌う商品という投資に着目した点は良いが、結局は割安に放置さえている商品に投資しなさいということに終始している。
そのところ、もっと具体的に掘り下げて記述されていれば良かったが、そのこと自体を本書に期待するのは無駄なのかもしれない。
コモディティの入門書だ。
(2008-09-11)
私は、35年前ゴムの先物取引を行い、大損をした。知識や経験、日本もきちんとした法律がなかったこともある。
この本が、2005年の6月に出版されているとは、思わなかった。
この2〜3年、商品が高騰した。高騰した商品とジムの本の内容を見てみると、彼の先読みには、脱帽した。
彼は、この先10数年は、商品が上がると書いてある。そうなるだろう。
これから、コモディティファンドもやってみようと思った。
あまりにも、株のみに目がいっていた。
これは、商品取引の入門書と思った。良い本だ。
自分の頭で考えるべき
(2008-01-25)
ジム・ロジャースが言うことすべて正しいと盲目的に信じて模倣している人がいますが、彼の推奨した株はけっこう外しています。極端な弱気論をマスコミに流しますが、単なる一時的な調整であることが多いです。当時、商品相場に強気だったのは何も彼だけでなかったわけだし、今のジム・ロジャースのやってることの本質は自分のファンドの宣伝なんだと思います。この本を読んだ後も、もっとコモディティについて自分で勉強すべきだと思います。
とても分かりやすい
(2007-10-06)
商品の特徴、これからの消費動向について述べてある本。需要と供給のバランスが現在どうなっているか?嫌でも考えさせられる本でした。分かり易い言葉で綴られているので大変助かりました。
個人的な好みを言えば、残念ながら商品は相性が悪いなと。利ざやのみでそれ単体が利益を生み出さないので。影響力も強く毛嫌いして無視するには危ない事象。少しずつでも関心を持てれば幸いです。


