アイテム詳細
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集英社 |
グループ:Book ランキング:39646 価格:¥ 672 ポイント:6 pt 発売日:2007-04 通常24時間以内に発送 |
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カスタマーレビュー ![]()
田舎暮らしを身近に考えるきっかけに
(2008-02-10)
これまで田舎暮らしというと、雑誌の特集タイトルで目にしてもそれ以上の理解が進まなかった。本書を読んで、いくつかの事例を含めて、その輪郭が見えてきたような気がする。これをヒントに、自分が田舎暮らしができる人か、できない人かを考え、田舎ぐらしができない人なら、何ができる人なのだろう。筆者の農業とは、スローライフとは、なども参考に自分のこの先の生き方を少しまじめに、そして日常的に考えるきっかけになった。働き盛りの方が読むと日常との対比で自分を見つめなおすことができるのでは。
住めば都と人は言うが、観光や遊びに行くのと実際に住むのとでは大違い!
(2007-09-26)
定年後の田舎暮らし、そこにはここに書かれてある様な、洒落た少しリッチな、農協だとか、組合だとか、消防団のお色気宴会旅行に無縁の、カントリー調のまるで映画に出てくるような田舎暮らしを期待してる人が多いのだろう。
しかし、ちょっと待った!定年後の田舎暮らしと言っても、自分の生まれ故郷の田舎で生活するのと、心機一転見知らぬ土地で、何から何まで新しくスタートを切るのとでは訳が違います。
定年退職後の海外移住が失敗した例が記憶に新しいと思いますが、あれとほぼ同じ事が起こりうる可能性を考えてください。
●人間還暦ともなると、一つ二つは持病があるもの。今は地域格差がある時代。病院は大丈夫 ですか?
●田舎では、都会に普通にあったお店や商品を取り扱っていない場合もあります。
●人間関係だって、年老いて一から新規で始めるのは困難ですよ。
田舎の人間関係は排他的で視野狭窄的でもありますし、よそ者は100年住んでも余所者で す。土地によってはプライバシーなんて皆無と思ってください。怖いくらい詮索されます。
●田舎の慣習や町内会費その他その土地に住む出費、地元の人が病気をしたら、みんなでお見 舞いする風習。冠婚葬祭。そう言うの大丈夫ですか?
●交通手段は?いざという時に身内を呼べますか?
●土地の人間性、気候、そう言うのに慣れることが出来ない場合の「いざ」と言うときどうする?
こういうこと全て考えましょう。ここにあるのは確かに家庭画報的です。
別荘的田舎暮らしです。本当の田舎は陰湿だったりします。横溝正史の世界が普通。家政婦は見たレベルなら貴方の田舎暮らしは幸運です。
ほのぼのとした優しい田舎の人たち。助け合う田舎の人たち。そう言うのは幻想です。転勤族の私が言うんだから間違いない。お子様がいらした場合、繊細で傷付きやすく、しかも優秀な成績を収めるお子様でしたら、都会暮らしの方がよろしいかと思われます。
現実を見ましょう。
扉のホラティウスの風刺詩はいい感じ
(2007-09-03)
まあ、目新しいことはないですが《若い頃はいつもヒマを持て余していたものですが、それはなにを見ても風景の中身がからっぽだったからではないでしょうか》《歳をとるということは、そんなふうに、一本の草木からでも人生を反芻できるほど、豊かな自然観照の力を身につけることを可能にするのではないかと思っています》(p.39)というところや《死ぬまで過不足なく収入を維持し、最後まで無駄なくおカネを使うのは、人間にとっていちばん難しいことなのかもしれません》(p.151)というあたりは、なるほどな、と。
農地改革以来、農地は農民にしか買えず、新たに農民になるためには、各自治体の農業委員会に農営計画書を提出することが必要だ、なんていうのも、改めて言われてみれば、そうなんだな、と。
アッパーミドルの田舎暮らしについて
(2007-08-10)
出版社はターゲットを 「田舎暮らしをしてみたい団塊の世代」 とし、
著名人である玉村さんに田舎暮らし指南書を書いてもらって、本の売り上げを伸ばそうと目論んでいる。
玉村さんは集英社の意図を汲み、その線に乗って書いているように見せているだけで、
ほんとうは 「玉村豊男氏の生活と意見(アッパーミドルの田舎暮らしについて)」 を書いているのだと思う。
この場合のアッパーミドルは英国基準。 平たくいえば家庭画報に常連するクラスですね。
玉村さんは厭味のない人だから、この本もすなおに書かれていて、もちろん芸術家でもあるから表現力は抜群でたいへん読みやすい。
東京生まれ東京育ちの彼が、軽井沢の都会風田舎暮らしから、山の住人(ワイナリー経営)になるまでの経緯がよくわかった。
会社勤めを全うし、このたびめでたく定年退職することになった、ロウアーミドルの団塊の世代がまねをしても無理、
玉村さんがなんと言おうともこれはおとぎ話である。
彼の人柄でついつい読んでしまいました。
よい読み物だったと思う。


